2020年7月8日水曜日

 アメリカでは新型コロナの感染者数が300万人、死者は13万人を超えるという、全く信じがたい数字で、しかも増え続けています。愚かな指導者による悪政がこれほど顕著に死者数に現れた時代はこれまでなかったことです。
日本も東京をはじめ、気の緩みがこれから第二波として、今度は地方にまで及んで来そうです。コロナの危機ばかりでなく、今年は、九州の各地で大雨の被害が続いています。
美術館は大分県と熊本県の県境にあります。熊本県の小国町は美術館から30分で、受付を担当していただいている方達が住んでいますが、1時間に110ミリの大雨による被害で道路は土砂崩れと水害により分断され、まだ無事で大丈夫とのメールをもらっていますが、避難勧告も次々に出されていて、全く気の抜けない状態です。 ニューヨークで見ている日本語放送のテレビ放映にも熊本県小国町や大分県玖珠町の被害が次々に映像で出て来ています。無事にこの大雨の日々を過ごしてもらえるように祈るばかりです。

去年2019年の7月の今の時期には、美術館の「野の花遊歩道」には、ヤマアジサイが雨の多い季節を告げて咲いていました。ヤマアジサイは西日本、九州の地域によって形態、色彩の異なる種類も多く、自生しています。美術館のヤマアジサイは特にみやびな味わいの中間色に気品があるように思います。細部を見ると実に変化に富んだ品格があります。今年も休館中の美術館で雨の中を静かに咲いているに違いありません。ここにもう一度写真を載せておきます。
(撮影;手嶋、岡本  編集:岡本)
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