美術館の「野の花遊歩道」にはスズランとオダマキが小さな蕾から花を咲かせて、1000メートルの高原に春の到来を告げています。(撮影:串山・手嶋 編集:岡本)
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感想 / Review の2024−1、2024−2、2024−3を活字体(インターネットで外国語に自動翻訳されます)と載せます。スキャンは、個人情報の守秘のために 姓名の姓だけにさせていただいています。
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2024−1
4月1日
動く岩はとてもユニークでした。ありがとうございました。 50才
4月3日
絵がリアルに描かれていてびっくりしました。
私も自分の好きなものを、好きなように
のびのびと描いて行きたいと思いました。 10才
4月8日
Landscapeを専攻しています。「私たちは全て大自然である」その通りと思います。
今日は詳しく解説していただきありがとうございました。阿蘇の自然、久住の自然を
永久に守ってほしいと思いました。 70〜80才
4月13日
写真のような作品があったり、ラフなタッチの作品があったりと見ていて面白かったです。
写真のように超リアルだけど、どこかあたたかみがあって素敵でした。 50才
2024−2
4月3日
石が動いた。すごかった。 (小1) 1〜10才
4月3日
沢山の四角に思ったタイミングで思いつくまま
制作していく手法が楽しかったです。 40〜50才
4月13日
絵が細かく写真のように描かれていて驚かされました。
とても良い時間を過ごせました。 50才
4月13日
繊細な絵がすごい!!と思いました。 70才
2024−3
月 日
植物、動物を見る先生の心が学べました。 50才
4月3日
動く岩がとても不思議な感覚でした。 中山 40〜50才
4月13日
はめ込んだ絵画、めずらしく、感性がすごい!!
動く岩めずらしく 興味を持った。 70〜80才
4月13日
自然を描かれていて懐かしい。 70才
ニューヨークは昨日の日曜日4月7日は雨の多かった日が珍しく暖かな快晴でした。太陽に誘われて自転車に昼飯とパソコンを積んで23丁目の広場で食事していると、チューリップの花を束に持っている人が次々にあちこち歩いていて「そのチューリップはどこで?」と聞いてみるとユニオン・スクエアだよ、という事です。早速自転車で14丁目に行ってみると、広場の広大な面積の地面が全てチューリップに覆われて、誰でも好きなだけチューリップを持って行ってよろしい、という事です。
水栽培されたチューリップは球根が付いていて、持って帰って花瓶の水に入れれば成長して花を咲かせます。切り花でないのが良いところです。広場はチューリップを持った嬉しそうな人で溢れ、5時近くもう日も傾き終わりそうな時間なのにまだ数千本のチューリップが残っていました。
自転車の後ろのバスケットに積んで帰って、南の窓に、水栽培と土植えの2種類を作って並べました。数えてみると26本あり、この春は我が家はチューリップに占領されています。数万本も無料で放出したニューヨークはやはり小粋な街と言えるでしょう。(撮影・編集:岡本)
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美術館は昨日4月1日からオープンしています。
美術館の「野の花遊歩道」にはもう春の花が咲き出しています。「フキノトウの芽」があちこちに食べるとうまそうに芽を吹いています。天ぷらはそのままで良いですが、煮物にはアク抜きが是非必要ということです。「ユキヤナギ」は遠くからは漫然と咲いていますが、拡大して見ると一つずつの花が、個性・個性・個性・・と咲いています。
「スミレ」はガラガラした石ころの中から芽を出して小さいながらも強靭な花です。石ころのガラガラ地面が体調に合っているようです。白いスミレがガラガラ地面から一輪咲いています。「アセビ・馬酔木」は鹿も食うのは避けるという毒性を身につけて、安心して成長し、咲いています。(撮影:宮崎 編集:岡本)
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岡本陸郎美術館ニュースレター ・春のオープンの号・
美術館は4月1日・月曜日から春のオープンをしています。今年も月曜日と火曜日は例年の様に入館料は無料です。
「ふるさと」の連作は今年も6点の新作を加えて展示しています。目下96点になりました。作品展示は20メートルの長さになっていますが、これからも増えていく予定です。作品の写真と説明文は美術館ホームページの「ふるさと」のページで見ることが出来ます。
美術館は2006年6月10日の開館以来今年で満18年になります。しかしまだまだ生まれたばかりの気持ちでいます。数百年の長い将来にわたって阿蘇の雄大な風景の中、芸術の新鮮な鮮度を保って作品を展示して行きます。
美術館の庭の「野の花遊歩道」には、阿蘇に自生する在来種やまた外来種などの種々の野草が出来るだけ自然に近い姿で季節によって花を咲かせて、楽しむことが出来ます。全ての草花にはカラー写真と花期を書いた名札を立ててあり、誰でもすぐに何という種類の花かがわかる様にしてあります。名札は100種類以上になり、これからも増えて行きます。
またつい先日の3月中頃に「野の花遊歩道」の西の庭に「果樹園」を作りました。「枝垂れ桜」の2、5メートルの若い苗木を中心に「姫コブシ」「南高梅」「花桃」などを植えて、鹿に好物の若い芽を食べられないように9メートル四方の正方形に動物防護の網のフェンスを作りました。美術館の「少年少女隊」のメンバーが若い肉体と豊富な人生経験を活かしてこのフェンスを3日で作成し完成させました。この野良仕事の肉体労働の楽しい様子はこの美術館ブログに載せてあります。
美術館は阿蘇国立公園の中、標高1000メートルの高原にあります。阿蘇の連山と大草原の広がった、日本でもここだけという、壮大な風景と広大な天空が広がっています。汚染されていない空気はどこまでも清澄です。夜には天の河が南北に流れ、満天の星空の夜空を見ることが出来ます。しかも本州や北海道には沢山いる熊がいないので、野原で寝釈迦と呼ばれる阿蘇の五岳を見ながら気楽そのものの昼寝をすることが出来ます。熊には済まないが、いないので安全という天国状態が保証されています。
世界の終わらない戦乱喧騒人間悲劇をしばし忘れて、暖かい温泉に入って阿蘇の大草原を眼前に春ののどかさを心底ゆっくり味わうのは貴重な一瞬となるでしょう。
(メールでのこのニュースレターは個人情報の守秘のためにBccでお送りしています)
美術館は4月1日の春のオープンまで休館中です。
美術館の南側の庭に「果樹園」を作る計画を進めていました。まず3月13日に「枝垂れ桜」の2、5メートルの苗を後藤樹木園の後藤氏に植えてもらって、これを中心に9メートルの正方形に果樹園を作ることにしました。
「枝垂れ桜」は北海道の函館の法亀寺に樹齢300年の12メートルの大木が毎年華やかに咲き誇っています。法亀寺の函館は美術館の気温より年間を通して3〜4度は低く「枝垂れ桜」の成長が美術館でも十分に可能であるという心強い300歳の先輩です。
この数年、美術館の近辺には鹿が多く、夕方にはもの悲しい彼らの鳴き声(奇妙で寂寥に満ちた声です)を聞いたり姿を見ることもしばしばです。樹木の若い芽は鹿の大好物なので、「果樹園」にはこの鹿に入られないようにフェンスを作ることが是非必要です。
フェンスは塩ビパイプの支柱を斜めの補強も加えながら1メートルおきに立てました。支柱は30センチの深さに地面に埋める為に、ニューヨークから持ち帰ったコンクリ掘削用の強力ドリルとビットを使いました。塩ビパイプはプレスドリルで細い穴を開けて針金でパイプ同士を結ぶことが出来ます。機械があるので作業はスムースに進みました。最後に農協で買った動物防護用の緑色の網を支柱に取り付けました。これらのフェンス製作の作業は美術館の少年隊の(敬称略)村田、西村、宇井、串山、岡本と少女隊代表で頭脳、知力と体力にすぐれた斉藤さん(敬称付き)の面々が2、3日であっという間に完成させました。このメンバーなら不可能はないという最強メンバーです。
9メートル四方の果樹園の完成後に中央の「枝垂れ桜」を取り巻くように「花桃」や「梅」の苗を4本植えました。300年後が楽しみです。
天気も晴天が続いた幸運は、阿蘇の野山や流れる白雲が気を利かせてくれた様です。(撮影・編集:岡本)
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美術館は4月1日の春のオープンまで休館中です。
3月15日に 一般財団法人・岡本陸郎美術館は春の総会を行いました。理事6人、評議員6人、監事2人が正式に就任しました。
美術館は2006年のオープン以来18年目になろうとしています。真の芸術とは「面白く、斬新、柔軟でパワーに満ち、強靭なものである」を一般の人々に広く理解を深める為に、日本に唯一の非営利の文化事業として開館を続けています。数百年の単位での難事業ですが、気持ちの通った人々と、1000メートルの高原の爽風と、雄大な阿蘇の雲海に支えられてこれからも静謐のうちに確実に歩み、年を重ねて行きます。
新倉庫の完成した美術館のドローン空撮はプロの山口和則氏によります。また、展示室内撮影と編集は岡本です。
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美術館は4月1日に春のオープンをします。
オープンの種々の準備のために3月17日まで滞在して、ニューヨークに戻っています。毎日忙しい滞在でしたが、充実した日々でした。
15日には一般財団法人・岡本陸郎美術館の総会を行い、12日には監視カメラの数を全部で7台に増やして設置し、14日から16日にかけて南側の庭に9メートル四方の果樹園のフェンスを作成し完成させました。これら全てはありがたいことに多くの親しい人たちの尽力によって行うことが出来ました。
ニューヨークから送っていた作品の梱包箱2個は3月11日に到着し、トラックからクレーンで下ろして、梶原氏、手嶋さん夫妻、串山氏、岡本の5人で新倉庫に運び込みました。搬送用の新たなコンクリート斜面道を台車に乗せてかなり容易に楽しく運ぶことが出来ました。(撮影・編集:岡本)
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美術館の春のオープンの準備のために一昨日から滞在しています。
ニューヨークは春の暖かさが近くなっていますが、雪の日にはスズメたちも寒さに50羽ほども朝飯のパンをもらおうと集まって来ます。
自宅のビルの管理人のテレルは「Dancing People」の作品に自分も参加したいと僕の仕事場でおどけて踊ってみせました。あらゆる人間を踊らせて、バカな苦悩に満ちた人間界を放擲したいと、戯画の世界をこれからも描いて行きます。
ニューヨークから羽田には午前5時に到着し、機上カメラにまだ真っ暗な滑走路に光る誘導照明に沿って、飛行機は綺麗に水平を保って無事着陸しました。着陸は毎回緊張の一瞬です。全行程ほとんど24時間の国際線と国内線の長旅を終えて、やっと待望の温泉で旅の埃を暖かい湯水が流し去ってくれました。
標高1000メートルの高原の美術館の静かな庭には春の気配の新芽が広がっています。見かけることの少ない珍しい「ジョウビタキ」のメスが一人で飛び回っていました。長旅をやって来た甲斐がある楽しい風景です。ジョウビタキはチベットやバイカル湖から長旅をして日本にやって来ます。鳴き声がカツカツカツカツと火打ち石を叩いて火を起こして火焚きヒタキをしているように聞こえることから命名されているということですから、太古の物語の鷹揚さがその柔らかな姿にも感じられます。(撮影・編集: 岡本)
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美術館は4月1日の春のオープンまで休館中です。最近の日本の安全神話は相当グラついていますが、24時間監視カメラが作動しているので大丈夫です。
ニューヨークは日本に14時間遅れて2024年の新年を迎えています。
年末、元旦の雑煮の和風を楽しみながら、365日一定のペースでの制作を半世紀以上続けています。人間界に第3次世界大戦が始まってもこのペースは変わらないでしょう。
ムクは14才になり、健康ですが全盲になっています。それでも腕の輪やフラフープの輪のジャンプをして往復する のを今でも楽しみにして、ジャンプも地面に近くどんどん低くなっていますが、盲目の天才ぶりを毎日見せてくれます。
犬用の乳母車で毎日ドッグランへ行きます。途中の道路の辻々や公園にはスズメたちが朝飯のパンを待っています。リスもヘーゼルナッツのドングリを手からもらって行きます。50年来の小さな野生の友人たちは、また日々の作品制作の応援支援部隊でもあります。公園から帰ってまた制作の静謐の日々を続けています。(撮影・編集:岡本)
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