2019年11月6日水曜日

先日の美術館関係者の税理士西村先生、宇井さん、宮崎さん、手嶋さんの10月14日、ニューヨークセントラルパークのサイクリング一周の追加写真を載せます。途中、80丁目のアメリカ自然史博物館を見学しました。ここには恐竜の大きな骨格が展示されています。これらの骨格は大抵実物ではなく、FRPによる複製骨格が展示されています。実はアメリカ自然史博物館は「動く岩」の制作に重要な思い出があります。
1977年頃「動く岩」の制作を小さな岩から始めようと、4月の寒い朝、セントラルパークで最初の小さな岩の型取りを自己流で始めていました。そこにアメリカ自然史博物館の恐竜化石の複製の制作主任のジムがたまたま通りかかり、やり方を見に来るようにと招いてくれました。この偶然によって、自然史博物館の地下の複製室に通って、数週間でFRPとファイバーグラスの最も基礎的な知識を最短距離で習得することができました。自然史博物館では一つの骨の複製に数ヶ月もかけていましたが、セントラルパークでは1日から10日の間という短時日のうちに型取りを完了する必要があり、工程に種々の改良を加えて行きました。しかしこのジムとの出合いが無かったら、なかなかスムースには行かなかったはずです。あの日あの時、なぜ彼が広いセントラルパークの複雑な小道をこちらに歩いてやってきたのか、思えば奇跡的な出合いでした。
セントラルパークの岩の場所、形や大きさはほとんど全部今でも覚えています。50年住んでいるので庭のような気持ちでいます。リスや様々な野鳥もいて、自然の宝庫です。この日のサイクリングも太陽に恵まれ楽しい最高の思い出になりました。(撮影・編集:岡本)

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