美術館は4月1日の春のオープンまで冬季休館を続けています。
コロナは世界で2年半、まだ収まりの気配がありません。ニューヨークの作品制作室に日々没頭を続けています。
目下、6、3メートルのキャンバス作品を制作しています。上の方は2メートル近いので足場を作り登って制作します。落ちた時のためにヘルメットを着用しています。この作品制作室で「動く岩 / Moving Rock 」などの立体作品を1978年以来制作し、材料のFRPプラスチックは猛毒の揮発性気体を放出するので防毒マスクをかぶり、新鮮な空気を隣室のエアコンプレッサーから送り制作していました。作品はシカゴやロチェスターの広場やコネチカットの美術館に設置して来ました。ガスマスクのおかげで今も健康に問題なく仕事を日々続けています。
制作室には暖房がほとんど効いていないので、外気がマイナス10度 Cになる日は電気コードの付いたHeating Padを背中と膝に装着して6、3メートルのキャンバス作品の制作をしています。
この制作室で全てを制作して来ました。美術館の立体作品展示室と絵画作品展示室にはこれまでの制作の一部の100点ほどが展示されています。(撮影・編集: 岡本)
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