2020年4月30日木曜日

コロナ危機が世界に猛威を振るっています。家から出ないようにして互いに感染をしないように細心の注意が必要です。
ここ数年、絵画作品 Dancing New Yorkersの1、8メートルx90センチの連作に没頭しています。作品はこれまで全てのフレームの枠を材木からキャンバス布まで額に汗して自分の手で作り張ってきました。ニューヨークに1969年にやってきて以来51年目になります。その間ほとんど休みなく、体を動かし作品制作を続けて来ました。こういう肉体労働も仕事の一部として重要な要素です。
木枠フレームの角は2回パテを入れてサンドペーパーをかけて完全化し、張った後のキャンバス布は7回gesso の白を下地塗りします。完成作品では、これらの目に見えない部分が大切です。仕事中は燃えてくるのでどんなに寒くてもいつも上半身は裸でやっています。
健康維持が最も基本なので、常に体調管理に気を配って、今でも30才の若者の気持ちと覇気を持って毎日仕事をしています。
作品はこういうアナログの肉体労働とデジタルの頭脳労働の両方がマッチしてはじめて完成に至ります。
完成作品はこれまでの仕事と最近の仕事の写真を集めたサイトで見ることができます。https://www.rikurookamoto.com  です。

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2020年4月25日土曜日

美術館は休館を継続しています。これから連休にかけて、東京などの大都市から人々の流入が地方都市へも懸念されて、感染のリスクが心配されます。安全だった地方も気の緩みで爆発的感染の恐れがあります。できるだけ家にいるように、人との接触は避けて、どんな時でもマスクを必ずして出かけることが重要です。瞬間の油断が感染の原因になり、家族崩壊や死亡の原因にもなります。
ニューヨークは完全な自宅穴居生活です。ニューヨークは数万の大変な死亡者数です。初期防疫の警戒を怠った政権の無知と傲慢が死者数に跳ね返っています。アメリカ歴史史上最悪の低脳政権として末代まで残っていくでしょう。我々一人一人が事態を冷静に見つめて、自分で守って行くよりありません。
自然界は人間の右往左往には平然として季節は巡ってきています。美術館の「野の花遊歩道」にも例年のように今年も「西洋タンポポ」と「スミレ」が可憐ではあるけれど、強靭な生物の営みを見せて、鮮やかな色彩の花を咲かせています。どちらも我々が特に植えたのではなく、自らこの高原に自生して勝手に咲いてくれています。自ら勝手に美しく、咲いている、人間界などどこ吹く風です。
植物は太陽光線と水さえあれば生きて行きます。
スミレは入り口のエントランス歩道の脇の砂利のほとんど土のない水はけの良い一見乾いた環境を好んでいます。根はこの小さな砂利の中に強靭に張っています。
タンポポも野生のこの高原に自生して、思わぬ予期せぬ場所に花を勝手に咲かせています。そういう野生の力強さがどんなに、はかなく見える小さな生物にも備わっています。
休館中の美術館に串山氏が出かけてこれらの写真を撮って送ってくれました。
(撮影:串山  編集:岡本)



2020年4月24日金曜日

大分県に在住の梶原氏が4月22日の大分合同新聞のオオルリシジミの記事をスキャンして送ってくれました。オオルリシジミは、幼虫がクララのツボミのみを食べて育ち、クララの生えている草地でだけ生きることができる希少な蝶です。鮮やかな青のオオルリシジミは乱獲のために今では見ることがほとんどできなくなっています。大分県久住の、くじゅうオオルリシジミ保存会(会長村田良文氏)に去年から入会させていただいています。今年は保存会の活動にも参加させていただく予定でいましたが、世界的なコロナ危機のために残念ながら滞在が出来なくなっています。
去年は5月に20匹もが一日で乱獲されていなくなっています。標本にする目的や営利目的で乱獲は行われています。全ての地球上の生き物は同等の平等なものとして本来生きています。人間の傲岸不遜な昆虫採集という時代遅れの最悪の趣味はもう根絶しなければなりません。
できるだけ多くの人に自然をそのままに直視して、余計な欲望に惑わされず、心静かな日々を送ってもらいたいと願っています。

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2020年4月21日火曜日


去年の4月の後半には、美術館の「野の花遊歩道」にはユキヤナギが見事な白い花を咲かせていました。また、スズランも地中から若い芽が出てきて、小さな白い鈴のような花を連ねていました。今年は「野の花遊歩道」の4年目になります。これらの花も去年以上にリラックスして静かな美術館の庭に繁茂しているでしょう。(撮影:ユキヤナギ:手嶋 スズラン:宮崎 編集:岡本)

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