2020年4月3日金曜日

峠の「辻の茶屋」のシダレサクラが5分咲きです。と目下は閉館している美術館の受付を担当していただいている宮崎さんが写真を送ってくれました。手嶋さんも写真に写っています。
「辻の茶屋のシダレサクラ」は毎年、このあたりのその存在を知っている人には鳴り響いた、本当に見事な桜です。毎年この時期には、花のたくさん付いた枝垂れの枝がそよ風に吹かれて、こちらの無骨なほほをやさしく撫ぜてくれる、そしてその下に置かれた緋毛氈の腰掛けに座って「ゼンザイ」を食べます。茶屋は街道筋にあり、まるで江戸時代の日本ののどかな旅路風景です。これを毎年楽しみにしていました。茶屋のご夫婦もこれ以上には望めないシダレサクラのようなお二人で、入って行くとこちらの顔を見ただけで、明るく「ゼンザイですね!」と笑いながら言ってくれて、そのまま天気の良い太陽の下の赤い緋毛氈に腰掛け、そしてシダレサクラの花の豪華な素晴らしさはこの世のものと思えない、とあらためて感嘆します。今日の5分咲きでも十分に素晴らしいですが、これが後、数日で満開になるでしょう。心は遠く阿蘇のふもとのふるさとに飛んで行っています。
美術館から車で30分の小国町と産山村に在住の、宮崎さん、手嶋さんも、串山氏も元気そうで、本当にホッとしています。

今日はコロナ感染者が、世界中で99万人を超えて100万人になろうとしています。大変な恐ろしい数字です。東京や各地で感染経路不明の患者数が増えています。第二次、第三次の感染者は感染経路がもう辿れません。
感染者が発熱や咳などの自覚症状がないまま、自分では健康である、と思って歩いてしまっています。誰が感染しているかがわからないのが本当に恐ろしいところです。新幹線や電車、バス、地下鉄、駅、レストラン、飲み屋、バーまたスーパーでさえ感染します。
世界中で「家から出ないで!」「Stay Home!」が合言葉になっています!!!。

ニューヨークも全く穴倉生活です。午後の1時間ほど太陽が南側に作ってくれる「ひなた」が貴重な我が家の短い時間の「パライソ、天国」です。そこに座って、
今日はシダレサクラに遠く心を遊ばせて、楽しいホッとする時間を過ごしています。貴重でありがたい一日です。
(撮影:宮崎 編集:岡本)
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