2020年9月27日日曜日

 アメリカは新型コロナにより死者数が20万人を超えています。科学的な思考を全く受け付けない無能な政権によって、死ななくても良い人々が亡くなっています。

美術館は感染者を出さないという強い決意から、休館を続けています。休館中の美術館に宮崎さんと手嶋さんが出かけてくれて時々事務的な仕事をしてくれています。今を盛りのヒガンバナの鮮やかな日本の色彩を送ってくれました。

ニューヨークでは、早朝7時頃のあまり人気のない公園に、リス、スズメにムクと会いに行っています。ちょっと肌寒くなって来た秋の地面に朝日が斜めの光と影を作って、毎朝の静かな集まりを照らしてくれています。40年以上になる仕事の前の毎朝の散歩です。(撮影:宮崎、岡本 編集:岡本)

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2020年9月20日日曜日

 美術館はコロナ危機のために残念ですが、休館を継続しています。

台風が去った後、豪雨が続いていますが、大雨の合間に、受付を十年以上担当してもらっている串山氏が美術館に出かけて、「野の花遊歩道」の写真を撮って送ってくれました。

芭蕉44才の句に「さみだれに鳰の浮巣を見に行かん」鳰、にお、はカイツブリのことで、五月雨の雨をついて、カイツブリの浮巣を見に行こう、という芭蕉の心意気を歌った一句です。天気の良い時でなく、わざわざ雨をついて見に行く、そこに俳諧の諧謔と軽みがあり、芸術家の心意気があります。

串山氏も雨の合間に出かけたことによって、素晴らしい自然に出会い、写真を撮って送ってくれています。ベニシジミは春から夏、秋と季節が移って行くと、明るいオレンジ色からレンガ色のベニの色になっていきます。9月の彼岸の頃に咲くヒガンバナは去年、南小国町の斎藤さんが苗を植えてくれたのが、すっかり根付いて、列になって鮮やかな花を咲かせています。雨の水滴が花に映えて、天気の日には見ることの出来ない世界が広がっています。マルバハギの微妙で精妙な花弁の重なりに雨滴が豪華な形体と色彩を加えています。(撮影:串山 編集:岡本)

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2020年9月15日火曜日

 美術館はコロナの感染を絶対に広げないという強い意志で休館を続けています。

アメリカのコロナ危機はまだまだ混迷を続けています。アメリカ人は自分はが悪くても絶対に謝らない。日本人は自分が悪くなくてもすぐに謝ってしまう。日本人の美徳がここにあります。アメリカはつくづく無知、ゴーマンで下らない低劣を大統領としているために、無駄に数万人もが死亡して行っています。それをまだ支持しようという無知な大衆が右往左往しています。

リス、スズメ、犬猫の素晴らしさがここにあります。

日本が欧米を手本として今の体制を作り上げて行った、列強の中で生き残るには仕方なかったという歴史の主張は、全く誤りでした。日本のコロナ危機もアメリカ同様に明るいものではありません。

全米オープンで大阪ナオミが優勝しました。大阪ナオミは自分のテニスをかけて、個人的な体験に基づく主張をせざるを得ませんでした。政治的な主張のような下らないものではありません。彼女にとって生死をかけた個人的主張です。それに私は強く共鳴、共感しています。アメリカの現場にいないとわからないことでしょうが、、(撮影・編集:岡本)

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2020年9月10日木曜日

 美術館は4月以来、コロナ危機のために休館を続けています。

アメリカはまだまだコロナ危機は全く混迷を続けています。死者、感染者数共に気の緩みもあり増えづづけています。

台風10号が巨大化して、非常事態と言えるほどの厳戒の中、日本に接近して誰もが緊張していましたが、台風9号が少し前に通り過ぎた為に海水温が2度ほど下がって台風10号が急激に弱まって通過しました。今回の台風は幸運にも予報を外れたのですが、これから10月にかけて例年台風がまだまだやってきます。

地球温暖化の影響で台風の大型化や豪雨の襲来がこの半世紀で急激に進んでしまい、人間の力ではもはやかなわないところまで行ってしまいそうです。地球環境の人間による変化がこれ以上は許されないところまで来ています。

 

台風一過のあとの美術館に、美術館ホームページの作成を長年にわたって担当していただいている梶原氏が出かけて様子を見て来てくれました。「野の花遊歩道」には平和に青空が澄んで、マツムシソウの上にオレンジ色の蝶ツマグロヒョウモンが蜜を吸っていました。マルバハギの花には黄色のモンキチョウが止まっています。梶原氏は私、岡本と同様にチャレンジ精神の旺盛な人で、50才近くなってホームページ作成という全くそれまで誰も経験のない分野に独力、独学で挑戦し、開拓した人です。一種の異能の人と言えます。九重町役場や温泉施設のホームページ、ポスター作成など一手に引き受けて、いつも3人前ほどの仕事をこなして忙しく働いています。敬意を持って見守っています。

美術館ホームページには「ふるさと」のページに梶原氏を描いた作品が載せてあります。http://www.rikurookamotomuseum.com/hometown.htm です。

(撮影:梶原氏  編集:岡本)

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2020年9月5日土曜日

 アメリカのコロナ危機は9月に入り、大学の学生が構内に帰って来て、マスクなしで再会を喜んでパーティーをして、感染を広げています。時間が経つにつれて、気が緩んで全く根拠のない安全感が広がっています。ニューヨークのレストランは街路にテーブルを出してそこでの食事はオーケーになっていますが、全くの対面食事で、これではコロナは収まりません。

受付を長年担当してくれている宮崎さんが休館中の美術館で、庭の「野の花遊歩道」に咲いている、コオニユリ、ワレモコウ、マツムシソウ、ハナトラノオ、ススキなどの写真を撮って送ってくれました。「野の花遊歩道」は今年で4年目に入って、皆元気に咲いています。マツムシソウは2年目に南小国の斎藤さんが苗をいくつか植えてくれたのが、すっかり根付いて、繊細で複雑で華麗な花を集団で咲かせるようになりました。斎藤さんは花の知識、経験が深く「野の花遊歩道」の重要なブレーンです。宮崎さんの姪は草花の名前は全て知っていて、重要な知識を提供してくれています。いろいろな人の協力があって、野の花達も安心して成長をしている姿を見る事ができるのは、本当に嬉しい事です。(撮影:宮崎 編集:岡本)

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