2020年7月26日日曜日

東京や大阪でコロナ感染者数が再び大きな数値になって来ています。

美術館は休館を続けています。受付担当の方たちの美術館関係者や、訪問される入館者からとにかく感染者を確実に出さないためには、残念ですが、休館を続けるのが最善という判断から、周囲に流されることなく、強い気持ちを持って休館を続けています。

 

受付担当の串山氏が美術館に出かけて、「野の花遊歩道」の花たちの世話をして、写真を撮って送ってくれています。九州は豪雨がまだやんでいません。雨の露に濡れながらカワラナデシコが元気に例年通り咲いています。嬉しいことです。美術館のカワラナデシコはピンクと白の両方が毎年咲いています。白のカワラナデシコは野原ではあまり見たことがない珍しいものです。(撮影:串山  編集:岡本)

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2020年7月15日水曜日

九州は目下、豪雨による崖崩れや浸水などの大きな被害が続いています。大分県、熊本県も緊急避難命令が出されて、来週まで雨は続きそうです。串山氏が時々、休館中の美術館に出かけて、様子を見て来てくれていますが、海抜1000メートルにあり、浸水や崖崩れなどの被害はなく、無事とのことです。美術館関係者の皆さんも、目下は続く豪雨の大変な毎日を耐えていますが無事とのことです。

アメリカはコロナ感染者と死者数はまだまだ増加しています。まだまだ毎日自宅に蟄居して仕事に集中する毎日です。
毎朝6時45分に起きて、ムクを連れて近所の早朝の静かな公園に、リスとスズメに会いに行くのは、全く平和なひと時を彼らと共に過ごすことができます。40年以上続けていますが、毎年、6月から7月にかけて、スズメの親は幼いヒナを連れて来ます。スズメのヒナはクチバシの両端が黄色く、幼さを残しています。この黄色は幼少期を終える10日ほどで消えていきます。毎朝食パンを3枚持って行きますが、30羽も集まって来ると、すぐ食べられて、気をつけないと、帰りの道にまで何羽かが追いかけて来て「もう無い、また明日、また明日」と言いながら逃げて来ることになります。
彼らにパンをやるのは、どうも幼い子供の頃に疎開していた田舎の、近所の家の居間の囲炉裏で、膝を揃えて、じっと食べ物を待っていた記憶が、まるでスズメが自分のことのように思えて、あの幼い自分自身にやっているような気がしています。(撮影、編集:岡本)
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2020年7月8日水曜日

 アメリカでは新型コロナの感染者数が300万人、死者は13万人を超えるという、全く信じがたい数字で、しかも増え続けています。愚かな指導者による悪政がこれほど顕著に死者数に現れた時代はこれまでなかったことです。
日本も東京をはじめ、気の緩みがこれから第二波として、今度は地方にまで及んで来そうです。コロナの危機ばかりでなく、今年は、九州の各地で大雨の被害が続いています。
美術館は大分県と熊本県の県境にあります。熊本県の小国町は美術館から30分で、受付を担当していただいている方達が住んでいますが、1時間に110ミリの大雨による被害で道路は土砂崩れと水害により分断され、まだ無事で大丈夫とのメールをもらっていますが、避難勧告も次々に出されていて、全く気の抜けない状態です。 ニューヨークで見ている日本語放送のテレビ放映にも熊本県小国町や大分県玖珠町の被害が次々に映像で出て来ています。無事にこの大雨の日々を過ごしてもらえるように祈るばかりです。

去年2019年の7月の今の時期には、美術館の「野の花遊歩道」には、ヤマアジサイが雨の多い季節を告げて咲いていました。ヤマアジサイは西日本、九州の地域によって形態、色彩の異なる種類も多く、自生しています。美術館のヤマアジサイは特にみやびな味わいの中間色に気品があるように思います。細部を見ると実に変化に富んだ品格があります。今年も休館中の美術館で雨の中を静かに咲いているに違いありません。ここにもう一度写真を載せておきます。
(撮影;手嶋、岡本  編集:岡本)
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