美術館の「野の花遊歩道」には「ヨメナ」の白い花が群れて咲いています。太平洋を挟んで遠く離れてはいますが、毎年の秋を忘れずに咲いていることに嬉しい思いがしています。
ニューヨークは10月の気持ちの良い爽やかな天気の日が続いています。毎日、芸術の研究者生活なので、昼飯をタッパーに詰め込んで、近所の23丁目の Flatironビルの広場に自転車で出かけて、並んでいるテーブルに座って秋の柔らかな日差しを浴びながら、昼食をします。
デザートに途中の屋台のベンダーから買った3個2ドルの巨大なグレープフルーツを剥いて広げていると、ミカンの匂いに誘われてミツバチが飛んできて、止まって果汁を飲んで行きます。
こんな都会の真ん中にもハチが日常生活を送っています。人間だらけと思っている都会にも人間ばかりでなく、生活者の沢山の種類がいます。出かければ彼らと偶然の一瞬を共にできる幸運に巡り合わせます。自然は単純でなく複雑さに満ちて、日々発見の面白さに満ちています。(撮影:宮崎・岡本 編集:岡本)
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