日本もアメリカも、コロナに政府の主導する対応が、後手後手に回って、またそれに一喜一憂しながらつい気を緩めたりする人々が多いために、アメリカは感染者が545万人、死者が17万人という途方も無い数字になってしまっています。
ワクチンが完成して、すべての人に行き渡るまで、いかなるコロナ対策も効果がなく、安全になったわけでは、科学的に見て、全く寸毫もありません。これを忘れてついマスクを外したり、会食をしてしまえば、あっという瞬間に誰でも差別なく感染します。そして感染すれば誰もが大切な家族を含めて死亡するという可能性に直面します。どうか、寸秒もこれを忘れることのないように、心からお願いいたします。
美術館は何が起こっても、ワクチンがすべての人々に行き渡って安全が確認されるまで、強い意志を保持して、休館を続けていきます。安全が本当に確認されれば、即座に、芸術の真の姿を理解してもらうという、美術館の使命を継続して、オープンして行きます。来年春3月、4月までに、なんとかワクチンが完成をしてもらいたいと心から願っています。
美術館のホームページ の作成を担当していただいている梶原氏が写真を撮って下のメールを送ってくれました。
「瀬の本、午前11時半くらいの気温が31度です。
仕事で瀬の本を通るので、ついでに美術館の点検をと思って駐車場より下って行くと
何やら美術館宿泊棟前あたりの藪の中で誰かがビーバーを!
てっきり業者の人かと思ってよくよく見ると串山さんでした。ビックリしました!
浄化槽の点検があるので草刈りをしていたのだそうです。
とにかく水を飲むようにと言って別れました。
(一枚目の写真に串山さんが藪に同化しています。)」
写真の串山氏は美術館にもう十数年も受付を担当してもらっています。時々はこうして美術館の「野の花遊歩道」や庭の手入れをしてくれて、もうほとんど美術館建物や庭の野草や藪や草花とほとんど同化して溶け込んでいる人です。私、岡本も美術館に滞在中はいつも庭や「野の花遊歩道」の草花に溶け込んで同化して自然化しています。こういう肉体労働に 串山氏と一緒に庭に溶け込んで、早朝6時からスタートしてまだ太陽の猛暑にならない朝のうちだけ、汗を流し働いています。梶原氏のメールに書いてあるビーバーというのは、刈り払い機で、私も美術館には専用の金属回転歯のもっと危険度の高い刈り払い機を持っています。串山氏の手にしている刈り払い機は危険度が少し大丈夫な、回転歯がゴムの25センチくらいで、串山氏の音楽家の姉さまから借りて使っている高級な刈り払い機です。
今日、8月18日は、美術館周辺は快晴の天気で、よく見ると中岳に白い噴煙がほんの小さく上がっていて、阿蘇も時々は噴煙を遠慮なくまき散らして困っていた住民も多かったのですが、この夏は機嫌を直して柔らかな表情を見せています。キキョウの花の鮮やかな青紫が目に染みるように思えます。コオニユリは毎年自分から自発的にこんな贅沢な見事な花を幾本もあちこちに勝手に成長させて咲いてくれます。全く大自然というのは、コロナなどどこ吹く風です。その悠々とした大自然のこのふるさとの地に恵まれていることは、驚くばかりにただ幸運なことと感謝するばかりです。(撮影:梶原氏 編集:岡本)
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