2026年8月31日月曜日

 美術館では「野の花遊歩道」の庭に、標高1040メートルの高原にどのような花が咲いてくるのか、を全て記録して行こうと、この十数年全ての咲いた花に名札を作ってその場所に立ててきました。毎年5、6種の新しい花が咲いて、名札も110種類以上になって庭のあちこちに立ててあります。このような試みは、集客のためにあらゆる大小の草花を抜き去って、数万本の同じ種類の花を植えている日本で大流行の公園の人工の草花という自然破壊とは全く違った方向です。

美術館では本当の自然の姿とは一体どうなのだろうかを知ろうとしています。地面をよく見ると、見落としてしまいそうな小さな花たちがあちこちに咲いています。その色彩と形態の多様性と美しさは人間の限られた想像をはるかに越えています。自然とはあらゆる可能性を持った巨大で壮大なものです。

今日、美術館の「野の花遊歩道」の庭には「ヨウシャヤマゴボウ」と「ツユクサ」と「コマツヨイグサ」が咲いています。これらの花について調べていくと、外来種であったり、万葉の頃から咲いていたり、あるものは非常な毒性を持っていたりと、いくらでも深く知って行く宝の山があります。人間の一生ではかなうものでないのが大自然の凄みです。(撮影:宮崎  編集:岡本)

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