2024年6月12日水曜日

 美術館の「野の花遊歩道」の周辺には「スイカズラ」があちこち咲いています。スイカズラは甘い蜜を筒状の花の底に持っていて、つい50年ほど前までは子供達が甘いと吸っていた「吸い葛」で、日本原産の長い歴史を持っています。ツルを何にでも絡み付けて成長する強い植物です。白い花は受粉すると黄色になるので同じ枝に白と黄色の両方の花があります。「金銀花・きんぎんか」「忍冬・にんどう」とも呼ばれています。

美術館のある標高1000メートルの瀬の本高原には「モミジイチゴ」の黄色の実がなっています。この実は食べることが出来て、キウイの様な味がしたという懐かしい子供時代の思い出を持っている小国町の人もいます。子供の頃は「アワイチゴ」とも呼んでいたそうです。(撮影:手嶋  編集:岡本)

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