2019年4月23日火曜日

美術館の「野の花遊歩道」のオダマキという植物は元気に蕾をたくさん付けて、やる気を見せていますが、奇妙な面白さを持っています。オダマキは特に植えた植物ではなくある日突然出現しました。多分、福寿草の苗にタネが紛れ込んでいたのが、この地を非常に快適な我がフルサトとして成長を始めたと思われます。どこかにそういう野放図な性格を秘めている植物です。春になるとまず福寿草が黄色の可憐な花を咲かせますが、福寿草が終わった4月後半に、オダマキがそのすぐ横に成長を始め、5月からは福寿草を完全に覆ってしまう勢いで花を咲かせます。それでも翌年には福寿草も必ず春には芽を出して咲いています。時期をずらして共生をしているようです。
こういう共生も面白いところですが、オダマキの特殊なところはその葉に特別な能力があって、雨が降ったり、夜露や朝露が降りると、無数の小さな水滴を葉の上に作り、その小さな水滴が徐々に集まってついには巨大な水滴を作るという能力があります。去年はオダマキの葉の上の朝露の水滴に魅せられて、2点の作品を描きました。美術館ホームページのフルサトのページhttp://www.rikurookamotomuseum.com/hometown.htm
に作品写真は説明と一緒に載っています。今年もオダマキはこれから花を沢山咲かせて、朝露の見事な大きな水滴を毎朝見せてくれるでしょう。(撮影:手嶋  編集:岡本)
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