美術館の庭にアサギマダラが10月18日金曜日、午後4時50分頃に飛んで来ました。
この数年待ち続けた蝶がやっとやって来ました。大変嬉しい事件です。美術館のエントランスの郵便受けのそばに、ノコンギクの花に蜜を求めていました。ノコンギクは青紫から白の色があり、白の自生しているノコンギクに止まっています。アサギマダラは南西諸島、台湾へ秋に南下して移動し、初夏から夏には少数が北上、中には九州で幼虫が越冬するものもあります。一日に200キロを越えて移動をするものもあり、直線距離では1500キロ以上を移動する、旅に人生を送る蝶です。
フジバカマ、ヒヨドリバナの花を好むので、美術館でも3年前から植えて待っていました。オスは下翅の茶色に黒い斑紋があり、フジバカマ、ヒヨドリバナから吸蜜し毒性を体内に貯めて鳥に食べられないように守ります。メスはどの花からも吸蜜し、ノコンギクから吸蜜していた上、下翅の茶色に黒い斑紋が無い、ので美術館にやって来たこの最初のアサギマダラはメスと言えます。(撮影:串山 編集:岡本)
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