11月1日に載せたノイバラは最初はサルトリイバラ(サンキライ)と思っていましたが、お二人の有識の方からのご指摘があって(ありがとうございます)、ノイバラの実であると分かったので、新たにノイバラの名札を作って立てました。ノイバラは非常に小さなヘタの付いた柿のような実をしています。サンキライにはヘタがなくもっと色も鮮やかであるという違いがあるということを知りました。どちらもこの時期年末にリースの飾りに使われています。
名札は、ニューヨークでデザインを作り美術館にメールで送って、宮崎さん、手嶋さんが印刷とラミネートをしてくれ、串山氏がプラスチックをジグソウで切断しドリルプレスで本体を作るという共同作業システムで作って立てています。プラスチック材料はナフコで購入するので、材料費は廉価です。これまでに105ほどの名札を立てて来ました。名札はカラー写真が両面にあり、ラミネートのおかげで風雨に耐えています。美術館の野の花遊歩道では花のすべての名前がすぐにわかる、ということを目標にしています。
野の花遊歩道ではできるだけ人工的な植栽は避けて、自然の自生する植物の力に任せて確かめたいと思っています。
1000メートルの高原に自生する植物にはどういう種類があるのか、できれば自生する植物を全て網羅したいという遠大な望みがあります。目標は高く置いています。
できるだけ人工的力は入れないようにしていますが、茅(ススキ)や笹は繁殖力が強いので、背の低い草花を元気付けるために、春と夏の滞在中には刈り払い機で数回茅と笹を刈っています。野の花遊歩道も3年目になり、ゲンノショウコやキジムシロ、キツネノマゴなど背丈の低い小さな花が元気に咲く姿が多くなって来ています。
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