美術館の「野の花遊歩道」の周辺に咲いているコオニユリの茎に、ヘクソカズラが絡みついて、可憐な花を咲かせています。ヘクソカズラ屁糞葛とは、思い切ってこれ以上ない名前を付けられたものですが、万葉の昔からすでにクソカズラ糞葛と呼ばれています。この伝統と由緒のある名前は、花や葉を揉むとスカンクの屁と同じ強烈な臭気がすることから付けられていて、揉まない限り何の匂いもしない可憐な花です。他の植物に絡みついて生き、花の可憐さに似合わず生きる野太さを持った植物です。巻きつきは左巻きに限っています。(撮影:手嶋 編集:岡本)
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