美術館の「野の花遊歩道」には、コスモスとマツムシソウが絢爛と咲き誇っている隣に、ヨメナが、私も満開ですよ、と存在を静かに主張しています。ヨメナは世間ではほとんど雑草扱いにされていますが、当美術館の「野の花遊歩道」では咲こうという意欲、努力においては、どの花にも上下は無いと大切にされています。
しかし、ヨメナについて植物の書物には「雑草に類するものであり、見れば美しいと思うかもしれないが、積極的に育てられるものでは無い。駆除しようとすると地下茎があるから厄介者である」と、かなり厄介者扱いの説明で、ヨメナも「これはヒドイのではないか」とぼやいているかもしれません。「ヨメナ頑張れ、よく見ればそれなりに美しいよ」と声をかけてやりたくなります。(撮影:宮崎 編集:岡本)
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