美術館の「野の花遊歩道」には今、黄色い花が地面を覆うように一面に咲いています。この１０００メートルの高原に自生して棲息する野の花の全ての名前を確認することも「野の花遊歩道」の目的の一つです。

この黄色の花の名前の確認同定にはちょっと時間がかかりました。西洋タンポポ、日本タンポポも似たような花を咲かせます。オオジシバリと確認するために、今日は宮崎さんに茎をちぎって白い液が出ることを確認してもらいました。また葉の形状や花の花弁の数からもオオジシバリと同定できました。花の名札をニューヨークでパソコンで作り、メールで美術館に送って、屋外でも風雨に大丈夫な名札を作ってもらい、連携作業で立てて行きます。これまでに１００種類を越える野の花の名前を同定して名札を立てています。美術館の「野の花遊歩道」は、誰でもすぐに野の花の名前がわかることを目指しています。

オオジシバリは地面に一面に咲いて「地面を縛る」という意の和名になっています。（撮影：宮崎　　編集：岡本）

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